皇室典範改正 女性皇族の選択肢はこれだけ広がる
戦後初の本格的な皇室典範の改正が今国会中に成立する見込みとなっています。
ただ、今回の皇室典範改正案の内容は、主要メディアも、法案を提出した政府も、必ずしも正確に伝えていない面があります。
改正項目はいずれも未婚の女性皇族の将来に関わる内容を含んでいます。「女性皇族の視点」に立ってみると、今回の皇室典範改正によって何がどう変わるのか。この点は、皇室典範改正のニュースや国会審議だけ見ていても、よくわからないはずです。
改正案の内容をきちんと分析すれば、今回の改正が実質的にみて女性皇族の選択肢を広げるものになっていることがわかります。主たる目的は「皇族数の確保」とされていますが、結果的に将来の「皇位継承の安定」に寄与する可能性も含まれています。
筆者は約20年前から皇室の法制度のあり方について独自に研究してきましたが、この改正内容は一定の評価ができるものであり、本来ならもっと早くに実現されるべきものです。
ただ、この事案は、生身の人間である皇室の方々の人生に関わるものであることに留意しなければなりません。どのような選択をされるかは、あくまで皇室の方々がお決めになることです。
国民が、特定の皇族方を念頭に「こうあるべきだ」「こうしてほしい」と願望や要求を述べることや、「こう思っているはずだ」と公言することは、極めて失礼ですし、厳に慎むべきことではないかと思います。政治の役割は、あくまで選択肢を用意すること。そして、国民にできることは、皇室の方々のご選択を静かに見守ることではないでしょうか。
以上の基本的な考え方を前提に、今般の皇室典範改正案によって「女性皇族の人生の選択肢がどう変わるのか」という観点から、わかりやすく解説します。
続きは、次のような内容になります。
▼皇室典範改正のポイント
▼皇室の現状
▼女性皇族からみた現行皇室典範の選択肢
▼女性皇族からみた改正皇室典範の選択肢
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