全国保健所長会長「5類移行は遅かった。今の位置付けで死者増大」と警鐘

全国保健所長会の会長が取材に応じ、新型コロナの従来の法的位置付けが死者増大の要因になっているとの認識を示し、移行期と称して先延ばしすべきでないと訴えた。
楊井人文 2023.02.05
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岸田政権が新型コロナウイル氏感染症(COVID-19)の感染症法上の位置付けを5類に移行する方針を示したことについて、各都道府県の保健所長を束ねている「全国保健所長会」の内田勝彦会長が筆者のインタビューに応じ、移行のタイミングは「1年前に移行してもよかった。今の位置付けが死者増大を招いており、正常化を遅らせるべきでない」と指摘しました。

今回は内田氏の発言内容を5つのポイントに整理してお伝えします。

筆者作成(禁・無断転載)
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  • 内田勝彦氏(全国保健所長会会長)発言要旨

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